日曜夜8時の楽しみ「新選組!」がついに終わってしまいました。
正直山南さん切腹の時のように号泣するのかと思いきや、予想外の展開が幾つもあったせいもありさほど泣けませんでした。
ただ、放送が終了して暫く経つと、何とも言えない喪失感が出てきてちょっぴり泣いたんですが・・。(気持ちが結構後から出てくる人間なんで)

“近藤の処刑”という1つの出来事を軸にそれぞれ関わった人間達がどういう気持ちで、そしてどういう行動に出てどうなったのか・・というのが最終回についての大まかな感想です。
確かにこの話の主役は近藤だしこの回のメインも当然近藤。にも関わらず各登場人物が近藤と同じくらいの印象が残っているんです。
そーいやTV雑誌において三谷さんがインタビューの中で「最終回はクライマックスは3分おきに用意している。また各キャラターについてそれぞれ結末も用意している」と言ってたんですが、まさにその通り。

まず、残された新撰組の面々はとにかく熱い!の一言。
処刑当日も近藤を思いながら戦場に立つ土方。撤退を進める隊士に「ここを引くわけには行かない!」と檄を飛ばしたその姿はまさに「鬼」でした。(だからこそ近藤の最期のセリフ「トシ・・」が余計引き立った気がする)
最後に来て刺客に襲われる羽目になった沖田の殺陣シーンはまるで「一世一代の大舞台」の様。ただその前のシーンでお孝ちゃんが斬られるとは・・酷いです三谷さん。(涙)
前回のアリはここでも生きてましたね。
斉藤のはちょい意外だけどヨカッタ!虎鉄はともかく(をい)近藤の首奪還の為に京に行かせたのはうまいですねぇ・・。
(近藤の首は京の河原に3日晒された後行方不明になり、また会津には近藤の墓がある為)
一方の永倉さん。最高にカッコよかった!そもそも近藤を憎んで離脱した訳ではないので、処刑の事を聞いて同様し、更に近藤を愚弄するかつでの同志に向かっての喝は胸がスッとしました。
左之介はまさに“清涼剤”的立場を発揮してくれましたね。実を言えば彼がいなかったら恐らく泣いてました。
群衆に紛れて声を掛け、素早く立ち去った姿は左之介らしかったです。
そして個人的今回の裏MVPを挙げたい1人目は尾形さん!
山崎の死の直前より新撰組を離れたいと思い、近藤の処刑をきっかけに行動に移した時は「何やねんコイツは・・」と思いましたが、まさか左之介を思いとどまらせた上、「新撰組を最後まで見届けて欲しい」という山南さん遺言をしっかり守っていたとは・・。
最後まで隊に馴染まなかったクセして(by島田)、しっかりしてますよこの方わ。
もう一人は・・捨助!一時期ウザいヤツと思ってましたが(をい)、ああいう最期を遂げるとは思いもしませんでした。カッコはともかく。
武士に憧れ近藤に憧れ・・ある意味あれは彼の本望だったのかも知れません。
そーいやこの捨助はモデルがいるにも関わらず“敢えて”オリキャラとして登場させてましたが、実はこういう結末の為に彼は存在していたのでは・・と思うのですがどうでしょう。
(ちなみ雑誌インタビューでの三谷さん曰く「最初に最期が思い浮かんだ人物」らしいので)

他にも有馬や勝さん。桂・・もとい木戸に西郷、多摩の人々・・。
みんなみんな、素晴らしかったです。
そして何より近藤、よくやったと思います。
正直演じるのが慎吾でいいんか?と番組当初は不安でしたが、終盤の悟りを開いたかのような柔らかな表情を見ていると「三谷版に関しては彼でヨカッタ」と思わずにはいられませんでしたね。

まだ色々たくさん書きたいとこですが、キリがないのでまた書きたいと思います。
つーか書くネタない時は短期連載?でキャラ別感想でも書こうかと・・。(相当のめり込んだらしい)

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